2024年12月8日(日) 本日の営業時間 12:00 - 17:00 【展示室A】 FREAKS CIRCUS個展「ゆめのまたゆめ」 【展示室B】 稲垣征次個展「いつだって光があれば」

'15/7/20 〜 7/25水元正也展「でも、青空」

新画廊 展示室 B / 入場無料

対象を美化せず、ありのまま忠実に描くことは、実はとても残酷なことかもしれない。「美人は三日で飽きる」と言う。しかし本当の問題は、「三日で飽きる」程度の人を「美人」と呼んでしまうセンスの悪さだ。

「人生は苦痛と退屈の間を、振り子のように揺れ動く」と言う。作家とは、「苦しい」とか「つらい」とかよりも、「つまらない」ことに堪えられない、生きる痛みを、作品を創る苦しみに昇華するしかない人々のことだろう。それは、頭痛をごまかすために腹を殴るようなもの。

しかし、人は快楽を求めることよりも、苦痛から逃れることの方が強いモチベーションになる。また、絶叫には耳を塞いでしまうが、うめき声には耳をすますものだ。

底なし沼を恐れる必要はない。2メートルもあれば、溺れ死ぬには十分だから。

◇ 水元正也プロフィール ◇

1984年

愛知県生まれ。

2006年

第4回プンクト展(青木画廊/銀座)

2007年

名古屋造形大学美術学科卒業
第5回プンクト展(青木画廊/銀座)

2009年

水元正也展 「子供たちは森に消えた」
CONDENSED VANILLA

2010年

水元正也展「王子様の口づけは、まだかしら」
CONDENSED VANILLA

2011年

水元正也展「青ざめた白い鳥」
CONDENSED VANILLA

2012年

水元正也展 「予防接種」

2014年

現代日本のエロティックアート展Vol,2」
Japon Erotica《la nouvelle génération》 Vol.2
(パリ)

水元正也展「でも、青空」