'10/5/31 ~ 6/5 水元正也展「王子様の口づけは、まだかしら」

怪物と闘う者は、その過程で自分自身も怪物になることがないよう、気をつけねばならない。深淵をのぞきこむとき、その深淵もこちらを見つめているのだ。」 フリードリヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』

 なぜ正義は勝つのか。あるいは勝たなければならないのか。なぜ悪は滅びるのか。あるいは滅びたものが悪だったのか。正義は誰の味方か。悪は誰のために退治されるのか。

 闇は闇からしか見えない。そこに光を当て照らすのではなく、その中に潜り込み、目が慣れてくるのを息を殺してじっと待つしかない。

 違和感。私は自分の作品が靴の中の小石になればいいと願っている。明快な答えを出すことには興味がない。簡単に言葉にはできないこと、不可解でグレーなものを表現し、探っていきたい。

水元正也/プロフィール

1984年 愛知県生まれ

2006年 第4回プンクト展(青木画廊/銀座)

2007年 名古屋造形大学美術学科卒業
第5回プンクト展(青木画廊/銀座)

2009年 個展「子供たちは森に消えた」(ヴァニラ画廊/銀座)

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「王子様の口づけは、まだかしら」