2025年7月14日(月) 本日の営業時間 12:00 - 19:00 【展示室A&B】 髙橋美貴個展「肉と魂」/ The Concept Art of Slitterhead

'25/8/1 〜 8/17 おっぱい博 OPPAI EXPO

おっぱい博 OPPAI EXPO

展示期間

2025年8月1日(金)~8月17日(日)

営業時間:平日12:00~19:00(最終入場18:30まで)土日祝12:00~17:00(最終入場16:30) 会期中無休

August 1 - August 17 , 2025
OPEN:Saturday&Sunday&Holiday 12-5 pm / Weekdays 12-7 pm

展示会場

ヴァニラ画廊

ヴァニラ画廊

〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-7東成ビル地下二階

VANILLA GALLERY
TOSEI Bld. B2F, 8-10-7 Ginza Chuo-ku Tokyo,104-0061 JAPAN

東京メトロ 新橋駅 1番出口より徒歩5分/JR 新橋駅 銀座口より徒歩8分
東京メトロ銀座駅 A3出口より徒歩9分/大江戸線汐留駅 銀座口より徒歩9分

詳しいアクセスはこちらから

入場料

当日券1,000円

Admission fee:¥1,000(Door)

【注意事項】

18歳未満のご入場はできません/乳幼児やお子様を連れてのご入場もご遠慮ください

No entry for those under 18 years old. Please refrain from bringing infants or children.


ヴァニラ画廊では「おっぱい」をテーマにした企画展を開催します。

哺乳類にそなわるこの対の器官は、子育てのための授乳という生物学的な目的とともに、私たちの社会では多面的な意味を持ち合わせています。

特に表現の分野において、絵画、イラストレーション、写真、漫画等でさまざまに表現されるおっぱい図は、多くの人を惹きつけるとともに、時代や文化背景によって大きく異なる受け入れ方をされてきました。

本展では、主に江戸時代から現代までに創作された老若男女の幅広いおっぱいの表現の系譜を辿り、人類が地球のあらゆる環境に生息するために必要な器官が、性のニュアンスをもって多様に表現されていく文化と歴史を俯瞰します。同時に、美術、風俗史、ジェンダー、医療や人生観、そして美意識から独自のおっぱいの表現の極致に到達した作家を紹介し、哺乳類の神秘・おっぱいの美学に迫ります。

Vanilla Gallery will hold a special exhibition centered around the theme of: 「Oppai」 (The Breast). This fundamental mammalian organ serves a vital purpose: nurturing offspring. Yet, its significance extends far beyond this function. Throughout history, the breast has captivated human imagination, becoming a symbol with an array of meanings in society.

This exhibition traces the lineage of diverse breast expressions created by men and women of all ages, from the Edo period to the present day. We offer a bird's-eye view of culture and history, exploring how this organ—essential for humanity's survival across diverse environments—has been interpreted and depicted, often with sexual connotations.

We celebrate artists who have reached the pinnacle of unique expressions of the breast. Drawing from art, cultural history, gender studies, medicine, diverse worldviews, and aesthetics, this exhibition aims to delve into the mysteries and aesthetics of this vital organ.


参加作家 (順不同)

  • 空山基
  • 士郎正宗
  • 奥浩哉
  • 寺田克也
  • ロッキン・ジェリー・ビーン
  • 田亀源五郎
  • トレヴァー・ブラウン
  • ケロッピー前田
  • 三家本礼
  • ロマン・ユゴー
  • 須川まきこ
  • 尚月地
  • 立花奈央子
  • ぴんから体操

【特別出展】

  • オリエント工業
  • 浮世絵に描かれた乳房-日野原 健司コレクション-
  • エピテみやび 田村雅美
  • Hajime Sorayama
  • Shirow Masamune
  • Hiroya Oku
  • Katsuya Terada
  • Rockin'Jelly Bean
  • Gengoroh Tagame
  • Trevor Brown
  • Ryoichi "Keroppy" Maeda
  • Rei Mikamoto
  • Romain Hugault
  • Makiko Sugawa
  • Tsukiji Nao
  • Naoko Tachibana
  • Pinkara Taiso

Special Showcase:

  • Orient Industry
  • Ukiyo-e depictions of Breasts - Collection of Kenji Hinohara
  • Masami Tamura (Epite Miyabi)

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  • 空山基の詳細画像

    空山基/Hajime Sorayama

    1947年愛媛生まれ。スーパーリアル・イラストレーションの超絶技巧によってメタリックの官能的なロボット女性とピンナップ・アートを融合した︎「セクシーロボット」(1983)によって空山基の名は世界中に響きわたる。
    ソニーが開発した初代犬型ロボット「アイボ」のデザインではキャラクター・デザイナーとしての才能も遺憶なく発揮。90年代にはいるとBDSMの世界にテーマを求め「ガイノイド」(1993)を発表。
    近年ではミュージシャンのThe WeekndやDior、STELLA McCARTNEYなどのメゾンとのコラボや、ディズニー創立100周年を記念した「FUTURE MICKEY」のリリース等、カルチャーシーンを席巻し続けている。
    サブカルチャーとしての位置付けに終始していたフェティッシュ・アートを再定義しポルノとアートの境界線を脱構築した。現在も第一線で活躍しピンナップ・アート、エロティック・アートの真の革命家・エンジニアとして世界中のクリエーターから敬愛されている。

  • 士郎正宗の詳細画像

    士郎正宗/Shirow Masamune

    1981年SF創作マンガ系同人誌に参加。
    1985年マンガ家として出版開始。
    『アップルシード』や『攻殻機動隊』の原作者。
    アニメやゲームのプロットや設定、小説挿絵など様々な分野で活動中。
    今回の展示に関係するタイトルは『W・TAILS CAT』や『GREASE BERRIES』画集シリーズ(GOT刊)

  • 奥浩哉の詳細画像

    奥浩哉/Hiroya Oku

    1967年生まれ、福岡県出身。漫画家。『変[HEN]』でデビュー後、『HEN』『01 ZERO ONE』『め~てるの気持ち』などの作品を発表。2000年から「週刊ヤングジャンプ」で『GANTZ』の連載を開始し、2004年にテレビアニメ化、2011年には二部作で実写映画化された。他誌でも『いぬやしき』『GIGANT』を精力的に連載し、現在は『GANTZ:E』を原作として連載中。

  • 寺田克也 の詳細画像

    寺田克也 /Katsuya Terada

    岡山玉野市生まれ。20代どあたまからフリーランスで活動開始。探偵・神宮寺三郎、バーチャファイター、未来忍者、ゼイラム、西遊奇伝・大猿王、などマンガ、ゲーム、映画、ブックカバーイラストなどで知られる。その作風は北斎とメビウスにその源流を置き、東洋と西洋をいったりきたりする。フェチ的な非現実的メカニカルな描写と肉体との融合にここ数年は近づいており、近年はその作風を基調とした非コマーシャルで描いた絵を発表し続けて、国内外でのエキシビション活動にも力点が置かれている。

  • Rockin'Jelly Bean の詳細画像

    Rockin'Jelly Bean /ロッキン・ジェリービーン

    覆面画家。1990年より活動、日本のバンドシーンにてフライヤー、ジャケットなどをキャリアの原点とし、活動は国内外、インディー、メジャーの枠を越え拡張し、現代美術の世界まで及ぶ。'95年より単身渡米、7年間L.A.での活動ののち、近年は活動の拠点を日本に戻し、原宿に自身のアーティストショップ「EROSTIKA」をプロデュースする側ら様々な分野でCOOLなアートワークを提供している。

  • 田亀源五郎 の詳細画像

    田亀源五郎 /Gengoroh Tagame

    マンガ家/ゲイ・エロティック・アーティスト。
    1964年生まれ。多摩美術大学グラフィック・デザイン科卒業。80年代中頃からゲイ雑誌「さぶ」「バディ」「ジーメン」等で、主にゲイSMを描いたマンガ、イラストレーション、小説を発表。代表作『銀の華』『君よ知るや南の獄』など。『外道の家』で仏サド賞コミック部門賞受賞。2014年から一般誌にも進出。『弟の夫』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、日本漫画家協会賞優秀賞、米アイズナー賞最優秀アジア作品賞、独ルドルフ・ダークス賞アジア・シナリオ部門賞などを受賞。アーティストとしては主に海外で活動。パリ、ベルリン、ニューヨーク等で個展を多数開催。

  • Trevor Brown の詳細画像

    Trevor Brown /トレヴァー・ブラウン

    1959年イギリス生まれ。
    デザイン事務所・広告代理店での勤務を経て、1993年に日本に移住。WEBページ「baby art」を立ち上げ、アーティストとなる。エディシオン・トレヴィルから多数画集が販売中。

  • ケロッピー前田 の詳細画像

    ケロッピー前田 /Ryoichi "Keroppy" Maeda

    身体改造ジャーナリスト。90年代半ばから世界のカウンターカルチャーを現場レポート、身体改造の最前線を日本に紹介してきた。その活動はTBS系人気番組『クレイジージャーニー』で取り上げられ話題となる。主な著書に『縄文時代にタトゥーはあったのか』(国書刊行会)、『モドゥコン・ブック 増補完全版』(フューチャー・ワークス)など。

  • 三家本礼 の詳細画像

    三家本礼 /Rei Mikamoto

    1974年10月31日、広島生まれ。
    ホラー映画と、スプラッター表現が許されていた時代の少年マンガで少年期の感性を育む。
    20歳、ぶんか社ホラーMにて短編『闇を這う音』が初掲載となる。
    21歳、ゲーム会社コンパイルに勤務、その間も幾つかホラー短編を描く。
    23歳、読み切り短編『ゾンビ屋れい子』を描く。
    以降、同タイトルは連載作品となり、その後も幾つかの連載作品を数誌で発表する。
    (全ての原稿は紙とインクで描かれている)
    連載作品のうち3タイトルが、映像化の機会にも恵まれる。
    2021年、2023年にヴァニラ画廊にて原画展開催。

  • Romain Hugault の詳細画像

    Romain Hugault /ロマン・ユゴー

    1979年生まれ。
    フランスのバンド・デシネ(漫画)作家。主に第二次世界大戦を舞台とする航空戦記で知られ、精密な航空機描写と迫力ある空中戦シーン、骨太なストーリーで構成された作品は航空・ミリタリーファンや歴史愛好者に絶大な支持を得る。
    元フランス空軍大佐でエールフランスのパイロットだった父の影響で幼い頃から航空機に親しみ、17歳で自家用操縦士免許を取得。
    パイロットの道もあったが漫画家を志し、エスティエンヌ美術学校に学んだのち、2005年に『最後の飛翔 Le Demier Envol』でデビュー。

  • 須川まきこ の詳細画像

    須川まきこ /Makiko Sugawa

    国内外での展覧会や、美術館、江戸木版画などのコラボレーション、
    ランジェリーブランドや百貨店とコラボレーション等商業活動も手掛ける。
    JR南部駅舎の壁面全体に絵を描くなど多岐にわたり活動する。
    自身の義足を活かし義足のファッションショーの衣装デザインを担当し同時に出演及び講演もする。
    2023年NHK日曜美術館に出演するほか、海外のファッション雑誌などにも多く紹介されている。
    作品集「Lady Amputee in powder Room」(エディシオン・トレヴィル)「Melting」(アトリエサード)「Lace Queen」、絵本「ニーとメメ」(広告丸)を発刊。

  • 尚月地の詳細画像

    尚月地/Tsukiji Nao

    3月11日生まれ。魚座。血液型はA型。
    2007年ウィングス3月号に「雑貨に埋もれた乙女」が掲載されデビュー。 同年、小説ウィングス夏号より「好漢仕事記艶吹雪」(のちに『艶漢』に改題)を連載。 2009年には掲載誌をウィングスに移し、現在も連載中。カラーポスターの毎号連載も手がけている。
    2016年より『艶漢』が『浪漫活劇譚「艶漢」』『歌謡倶楽部「艶漢」』として舞台化され、 2020年2月には『浪漫活劇譚「艶漢」第四夜』が上演された。 また2021年より、講談社マガジンエッジ、コミックDAYSにて『巨乳好きなのにBL界に転生しました』を連載した。
    主な作品に『艶漢(1)〜(20)』『金色騎士』、画集『ノスタルヂア』『極彩少年』『少年艶舞』 『艶漢ヴィジュアルブック』(すべて新書館)、『廃墟少女』『巨乳好きなのにBL界に転生しました【全5巻】』(ともに講談社)などがある。

  • 立花奈央子 の詳細画像

    立花奈央子 /Naoko Tachibana

    千葉県出身。株式会社オパルス代表取締役として新宿でスタジオを経営。
    公務員退職後起業し、被写体を女装に絞った撮影事業を開始した後、活動範囲を徐々に広げ、写真集出版・カメラ専門誌記事執筆のほか、アイドルプロデュースも手がけ、世界公演に帯同して実務及び撮影を行う。
    同時にギフテッド向けバー「Salon de GIFTED」をはじめとした多様なイベントを主催。朝日新聞出版社やNHKなど、メディアに多数取り上げられる。
    本展では、乳がんで乳房を再建した女性を取材し、結婚、子育てを経て自分のためのおっぱいを再構築した人物をモデルに、作品制作を手掛ける。
    その広範に渡る活動には「生への全幅の肯定と、個々の幸福の追求」が通底している。

  • ぴんから体操の詳細画像

    ぴんから体操/Pinkara Taiso

    1967年生まれ。中学卒業後に工員として働く傍ら、素人エロ写真投稿雑誌に設けられたたった2ページのイラスト投稿コーナーに作品を投稿する生活を気づけば25年以上続けていた。多い時は月30点もの作品を編集部に投稿していた。
    彼のエロティックなテーマはSMもの、スカトロジー、アニメモチーフ、アイドルの卑猥な点描画など多岐にわたるが、なかでも日本の国民的アイドル「モーニング娘。」のメンバーをエロ抽象化したキャラクター「ぬるぴょん」は極彩色で描かれ、無限に増殖し、ぴんから体操のリビドー赴くままに創作されている。

  • オリエント工業の詳細画像

    オリエント工業/Orient Industry

    1977年、東京・上野にて特殊ボディメーカーとして創業。
    以来、数々の技術革新を重ね、外見の美しさはもちろん、機能性にも優れたラブドールを制作してきた。
    2024年8月に突如として閉業を発表したが、わずか2カ月後に電撃的な復活を遂げる。
    新生・オリエント工業となった現在も、創業時から変わらぬポリシーのもと、人の心の支えとなるドールを生み出し続けている。

  • 浮世絵に描かれた乳房 <span class="inline-block">-日野原 健司コレクション-</span>の詳細画像

    浮世絵に描かれた乳房 -日野原 健司コレクション-/Ukiyo-e depictions of Breasts - Collection of Kenji Hinohara-

    太田記念美術館主席学芸員。1974年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。江戸時代から明治時代まで、浮世絵の歴史を幅広く研究しつつ、妖怪や園芸、旅といったジャンルの研究にも取り組んでいる。
    太田記念美術館では、「葛飾北斎 冨嶽三十六景―奇想のカラクリ」、「月岡芳年 月百姿」など、さまざまな展覧会を企画・担当。著書に『怖い浮世絵』(共著、青幻舎)、『月岡芳年 妖怪百物語』(共著、青幻舎)、『月岡芳年 月百姿』(青幻舎)など。

  • エピテみやび 田村雅美 の詳細画像

    エピテみやび 田村雅美 /Masami Tamura (Epite Miyabi)

    幼い頃からモノづくりに魅了され、歯科技工士を志す。技術向上のため渡米し、そこで出会ったエピテーゼにより外科手術の限界と、取り外し可能な補綴物の重要性を実感。帰国後、歯科医院での経験から外見が人の心に与える影響を再認識。
    乳がんで左胸を失った友人の笑顔を取り戻すため、技術を活かしてエピテーゼ専門サロンを設立。後に認知拡大と人材育成のため一般社団法人日本エピテーゼ協会を設立し、現在は東京を拠点に活動中。