2024年12月8日(日) 本日の営業時間 12:00 - 17:00 【展示室A】 FREAKS CIRCUS個展「ゆめのまたゆめ」 【展示室B】 稲垣征次個展「いつだって光があれば」

'18/7/17 〜 7/29INSIDE artzine
- 25 years of artscum- BOOK PRESENTATION

新画廊 展示室 B / 入場料500円(展示室A&B共通)
INSIDE artzine - 25 years of artscum- BOOK PRESENTATION
INSIDE artzine - 25 years of artscum- BOOK PRESENTATION

Exhibiition INSIDE artzine - 25 years of artscum-
BOOK PRESENTATION
展示期間:2018年7月17日(火)~7月29日(日) ※会期中無休
展覧会室B入場料500円(展示室AB共通)

ドイツのオルタナティブマガジン『INSIDE artzine』25周年を記念して、今回特別にアニバーサリー特別版が発売されます。
これまで誌面を彩ってきた代表的なアーティスト達の作品と共に、『INSIDE artzine』の25年を振り返り、そして現在のダークアートを紹介する展覧会です。

 

ダークアートと評されるもの、例えばドイツ初期のロマン主義者Caspar David Friedrichの絵画は大きな脅威を人々に齎し、John Heartfieldの作品には、ダダイスティックな挑発があり、そしてH. R. Giger作品には拭い去れない不安と不条理を感じるでしょう。
これらの作品にはひとつの共通性があります。それは観客に何かをもたらすという点です。ダークアートを自ら好んで見たい人はそれほど多くはいないと思います。中には見る事によって拒絶反応を催す人もいるでしょう。しかしダークアートは私たちに強烈な印象を残し、私たちを思考停止のまま放置することはありません。

わかりやすい厭わしさや暴力性、タブーの破壊といった禁忌は、今日身近なマスメディアでも簡単に取り扱っている程、私たちの周りに溢れています。その中で、何が私たちの心をとらえるのか、考えなくてはなりません。私たちが月の暗面について思いを馳せる時、月の美しい面の側面に大変な醜さを持っている事を目の当たりにするように、醜さと美しさの差異と取り払ってしまうのが、アートの力だと思っています。そしてさらに、アートは全ての人の心に眠る混沌への恐怖を呼び覚ます力を持っていると感じるのです。叩き付けられるような衝撃と動揺は、私たちを混乱させるとともに非常に魅力的でもあるのです。

私が『INSIDE artzine』に掲載する作品は、読者をより深淵へと導くようなものを選択してきました。醜さの中に美しさがあり、その逆もまたしかり、個々人のそれぞれの深淵を見出していただきたいと思います。

(Jenz Dieckmann/INSIDE artzine編集長、アーティスト)

出品作家(予定)

  • Andrew Zbihlyj(イギリス)
  • Chris Mars(アメリカ)
  • Christina Tzani(ギリシャ)
  • Dan Verkys(オーストラリア)
  • Elena Helfrecht(ドイツ)
  • Evan Cambell(アメリカ)
  • Federico Bebber(イタリア)
  • Jenz Dieckmann(ドイツ)
  • John Santerineross(アメリカ)
  • Juha Arvid Helminen(フィンランド)
  • Kamerian.(日本)
  • KD Matheson(アメリカ)
  • Leon Weng Yuan(台湾)
  • Michael Hutter(ドイツ)
  • Richard A. Kirk(カナダ)
  • Richard Stone(イギリス)
  • Seth Siro Anton (ギリシャ)
  • shichigoro-shingo(日本)
  • Trevor Brown(イギリス)
INSIDE artzine - 25 years of artscum- BOOK PRESENTATION

INSIDE artzine (インサイドアートジン)

ドイツ発のダークアート専門のオルタナティブ誌。1993年に創刊。現在19巻まで発売中。編集長は自身がアーティスト・デザイナーでもあるJenz Dieckmann。
世界中の様々なダークアートを紹介し人気を誇る。今年で創刊25周年を迎える。