'13/6/3 〜 6/15  クロダミサト写真展「沙和子 無償の愛」

新画廊 展示室 A & B / 入場無料

こちらは新画廊での展示になります。
平日 12時̶〜19時 / 金曜日 12時̶〜20時 / 土曜日・祝日 12時̶〜17時(日曜休廊)

人は愛が欲しいから、誰かを愛する気持ちが生まれる。
はたしてこの世に、本当の意味での『無償の愛』
などという美しいものが存在するのだろうか。

写真集「沙和子 無償の愛」
3,990円
青幻舎
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ヴァニラ画廊にて先行発売決定‼
6月3日(月)〜会場にて販売を致します。

クロダミサトプロフィール

1986年 三重県生まれ
2009年 写真新世紀グランプリ受賞(蜷川実花選抜)
2010年 京都造形芸術大学情報デザイン学科 卒業
2012年 東京工芸大学メディアアート専攻 修了

「不幸という訳ではない。けれど決して、幸せとは言えない」
27の誕生日を迎える頃、地元の友人が呟いた言葉が私の胸に刺さった。
結婚をして子供を産んだ友人、10年近く付き合い続けた彼と同棲を始めた友人、安定した職に就き、趣味に没頭する友人。
“アラサー”と呼ばれる世代に入った彼女たちの表情は一見晴れやかに見えるが、何処かに影を潜ませていた。
この作品は、世間的に「愚かだ」といわれる恋愛に溺れている30代前後の女性をテーマに、制作を始めた。
道を外れた彼女たちの恋に明るい未来はなく、ましていつ終わるかも分からない。
それでも彼女たちは愛する事をやめない。見返りを求めず献身的なまでに男を愛すその姿に、「無償の愛」という言葉が思い浮かんだ。
けれどもその愛は真実なのだろうか。彼女たちは口では見返りなど無くていいと言う。しかし「無償の愛」を注ぎ続ける彼女たちこそが、何よりも貪欲に男からの愛を欲している。
人は愛が欲しいから、誰かを愛する気持ちが生まれる。はたしてこの世に、本当の意味での「無償の愛」などという美しいものが存在するのだろうか。
彼女たちの心は癒えることがない。彼女たちの拭い切れぬ不安や焦燥を「沙和子」という一人の女性に投影し、私はシャッターを切った。

そんな彼女たちに向かってレンズを向ける私自身も、胸に空いた埋まらない隙間を埋めるようにただ夢中に撮影を続ける。
友人が吐き出す様に呟いたあの台詞が、耳の奥で何度もこだまする。
「無償の愛」。この世にそんなものが有るのかは定かではないが、もしそれを得る事が出来たとき、彼女たちは一体どんな表情を私に見せてくれるだろう。

■クロダミサト写真展 特別トークイベント

■6月8日(土) 17時~
入場料1500円(1D付)
スペシャルゲスト:雨宮まみ
進行:山内宏泰
クロダミサト写真展「沙和子 無償の愛」