2013年3月アーカイブ

ヴァニラ画廊では318日より、ホラー漫画原画展「マスターオブホラー~地獄の舞踏会~」を開催致します。

 

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◆ ホラー漫画原画展「マスターオブホラー~地獄の舞踏会~」 ◆

 

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2013/20130318.html

 

2013318日(月)~330日(土)

 平日12時~19時 土日祝12時~17

 

・入場料500

 

参加作家 伊藤潤二/犬木加奈子/御茶漬海苔/古賀新一/日野日出志

 

日本のホラー漫画を創り上げた5人の巨匠による、視覚に、感覚に、そして魂に負ったトラウマを蘇らせる展覧会。

私達を戦慄させ、怖がらせ、夢中にさせる絵と物語。ホラー漫画は、読者の妄想をどこまでも掻き立てる極上のエンターテイメントでもあります。身の毛もよだつような恐怖と、ページをめくらずにはいられない高揚感。一度読んだら忘れられない甘美なトラウマが、今再び、5人の巨匠によって蘇ります。

その禍々しく、恐ろしく、しかしながら美しい作品の悪夢の共演を、是非お見逃しなく!!

 

 

☆マスター・オブ・ホラー展覧会特別トークイベント☆

 

320(水・祝) 17:0019:00

2,000(D)

出演予定・御茶漬海苔/犬木加奈子/古賀新一/日野日出志/伊藤潤二

(予定・なお出演者は予告無く変更になる場合がございます。)

 

■イベント当日の20日(水・祝)は12時から16時半まで通常営業となり、16時半にはイベント準備の為、閉場致します。

■イベントは会場前にお並び頂いた順に御案内する先着順です。ご予約・整理券の発行はございませんので、ご了承ください。また、お並び頂くお時間は16時半~とさせて頂きます。

それ以前にお並び頂く事はできません。

■今イベントは先着40名程のご案内となります。

■イベント中・及び終了後も作家がサインを行う事はできません。予めご了承ください。

 

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

 

 

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今、社会は漫然とした閉塞感に包まれている。絵空事の様な夢や希望は最早描けないことは勿論、その先にあった筈の絶望と虚無さえ、どこか想定の範囲内のものに過ぎない。あらかじめ作られた、希望と絶望の絵空事。そんな世界の中にあって、今や我々は、絶望にさえ既視感を覚える始末という訳である。

 

 

 このどんよりと濁ってぬかるむ社会に、風穴を開ける展覧会が、現在ヴァニラ画廊にて開催されている。

 

この展示は、現代日本において、「最もエッジな表現領域へと踏み込む」展覧会である、とキュレーションを務めるケロッピー前田氏は言う。

前田氏をはじめ、展示に参加するピスケン氏、釣崎清隆氏、アイカワタケシ氏らは、かつて、伝説の雑誌「BURST」を作り出した人々だ。

ファッションとしてのアンダーグラウンドではなく、言論や写真、パフォーマンス、様々な分野から、国内外の刺激的なカルチャーを紹介し続けた「BURST」が与えた衝撃の重みを、今も覚えている人は少なくないだろう。

あの時、「BURST」は確かに、真の意味でのアンダーグラウンド、秩序立った日常の地下に蠢く胎動を以て、社会を挑発していた。

その衝撃が再び、今度はギャラリーという空間を舞台にして甦る。

 

 今回の展覧会の大きな見どころの一つは、Alicia Kingによる、ベーグル・ヘッドの映像作品だろう。

 彼女はオーストラリアの作家であり、生命工学と芸術の関係性の研究によって博士号を取得している学術的な背景を持った作家でもある。

彼女の映像作品「Shifters」は、額に生理食塩水を注入して膨らませる「ベーグル・ヘッド」の様子を写したものとなっている。これは日本で発生した身体改造の方法のひとつであるが、そこにAliciaは、医学的技術と身体、文化的な自己表現のあり方についての考察をみている。

また、同じくAliciaの作品である「Fleshtopia」は、人体の細胞を培養したものを写真におさめた作品であり、生体から取り出され、培養されたそのオブジェは、人工と自然の、また死者と生者の狭間にあるものとしての、人体のより拡張された表現性の模索にもつながっている。

 

他にも、前田氏による「トレパネーション」に関する写真やその器具、実際に人を斬った刀を写真におさめたエリック・ボシック氏の写真作品、先の大震災に取材した釣崎清隆氏の写真作品など、いずれの展示作品も、「死」と「生」の姿を根本から剥き出しにするようなエネルギーを持ったものばかりである。「エロスやフェティシズムを超える、タナトス的地獄と究極の未来感覚」と前田氏が言うように、この展示は強烈なディストピアの情景を我々の眼前に露わにすると共に、そこに生きる我々の、未来を切り開く根源的な衝動をも体感させるものなのだ。

 

アンダーグラウンドカルチャーは確かにキワモノかもしれない。だが、それはただ一時の刺激を与えて消費されてゆくカルチャーであってはならない。

地下からの鋭い一撃が、この停滞した日常にひびを入れる時、その裂け目から、何が見えるのだろうか。

 9日(土)には参加作家らによるプレゼンテーション、トークセッションも開催される。エッジな表現を極める作家達の話を聞く事ができる貴重なこの機会に、是非お越し頂きたい。

 

 (画廊スタッフ 伊藤)

 

 

 

■ケロッピー前田キュレーション「死と未来 - la mort et le futur

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2013/20130304.html

開催中~316日(土) 入場料500

☆展覧会イベント☆

2013.3.9 Sat 17:00 - 1500yenwith 1D

PRESENTATION

土屋豊/エリック・ボシック

TALK SESSION "ディストピア・ジャパン2013"

釣崎清隆 x ピスケン x ケロッピー前田

 

※土屋豊:映画監督、『タリウム少女の毒殺日記』(20137月公開)で第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」作品賞受賞。

 

 

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

ケロッピー前田キュレーション

「死と未来 - la mort et le futur

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2013/20130304.html

 

34日(月)~316日(土)

「死」というリアリティと、「未来」というポシビリティ。最も“危ない”作家たちが、現代・日本に鋭利な刀でパックリと風穴を開ける!!

死体写真家・釣崎清隆がえぐり出すタナトス美、アリシア・キングによるベーグルヘッドの映像作品Shifters、エリック・ボシックの殺人刀Katana、カール・ドイルのfuture domina、宮川ひかるのturquoise death、アイカワタケシの左腕骨折ドローイング、ピスケンの肉筆詩、そして、ケロッピー前田のトレパネーションの新作が、来たるべき未来を予見する。

 

 

釣崎清隆(死体写真家/映像作家)

Kiyotaka Tsurisaki

アイカワタケシ(イラストレーター)

Takeshi Aikawa

宮川ひかる(美術家)

Hikaru Miyakawa

ルーカス・スピラ(写真家/身体改造アーティスト)

Lukas Zpira

アリシア・キング(バイオアート/美術家)

Alicia King

エリック・ボシック(写真家/俳優)

Eric Bossick

カール・ドイル(写真家)

Karl Doyle

ピスケン[曽根賢](編集者/作家)

Pissken (Ken Sone)

ケロッピー前田(写真家/身体改造ジャーナリスト)

Keroppy Maeda

 

[最もエッジなアートを観せたい!!]

 

『死と未来』展に合わせて来日するアリシア・キングは、自らの細胞を培養したバイオアートばかりでなく、今回は生理食塩水で顔面を膨らませる「ベーグルヘッド」の映像作品で、テクノロジーと人間の未来的な共生を表現する。エリック・ボシックは、約650年前に作られた殺人刀を高画質なデジタルフォトに仕上げ、釣崎清隆の死体写真、宮川ひかるの死の絵画が表現のエッジに挑む。計8人の気鋭の作家たちがここに集結するのだ。

2013年、いまの時代を挑発しえるものは何か?]その昔、出版メディアが新たなヴィジョンを提案し、時代を牽引していた。だが、本格的なネットメディアの時代となった今、展示空間を用いて、時代を挑発しようというのが『死と未来』展の目論見だ。そこでは、実物大の作品展示と向き合い、作家たちとの出会いも含めたインタラクティブな関係を通じて、新たな気づきに達して欲しい。(ケロッピー前田)