2013年2月アーカイブ

 

 

現在画廊にて開催中のリーランド・ボブ写真展「【Half-Drag&Neo-Burlesque】」では、ショービジネス界で活躍するフェティッシュでビザールな人々の姿を撮った「Neo-Burlesque」シリーズと、氏の最新作でもある、有名ドラァグクイーン達の顔半分にドラァグメイクを施した姿を撮った「Half-Drag」シリーズを展示しております。

 

 どちらのシリーズも、日常とは異なった艶やかで華やかな衣装や化粧が魅力的な作品ですが、「Neo-Burlesque」でもフォーカスされている、「バーレスク」とはどのような芸術なのでしょうか。今回は、現役バーレスクダンサーのRITA GOLDIE嬢によるバーレスクミニコラムをお届けします。

 

 

 

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RITA GOLDIEWhats Burlesque ? 

 

 

バーレスクダンスは、ペイスティと呼ばれる飾りで乳首を隠し、タッセル(房飾り)をつけて回す動作や、腰を突き上げたり身体を震わせる動きをするなど独特の技術で観客を魅了する。

この局部を見せないストリップダンサー、ヌードダンサーをバーレスクダンサー(Burlesque Dancer)と呼ぶ。このようなダイレクトな性表現ではなく「焦らす」という行為が最も重要視される成熟した大人のエンターテイメントである。

 

バーレスクという言葉には本来「おどけた・茶化した」などという意味が含まれており、色気を強調しつつもからかったり笑わせたりするショーであるという意味合いが強い。

 

バーレスクの歴史の始まりは1900年代初頭にまで遡る。シカゴ万博の開催された1933年頃にバーレスクは一大ブームになり、古くは羽の大扇子で身体を隠しながら舞い踊るサリー・ランド、腰の周りにバナナの房をつけて踊るジョセフィン・ベーカーなどのダンサーが活躍した。

 

歴史の変化の中で一時期は衰退したものの、近年アメリカを中心としてバーレスクブームが再燃。より個性を打ち出したスタイルを取り入れた「ネオバーレスク」や現代的な演出を行うダンサーが増えつつある。

 

(バーレスクダンサー RITA GOLDIE

 

 

 

 

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今回展示されている作品シリーズ「Neo-Burlesque」の人々は、ネオバーレスクダンサーとして活躍している人も多く、その発想力豊かな衣装・メイクのセンスには心躍るものがあります。

過剰なほどに艶やかに着飾り装う彼らの姿を写した氏の写真はしかし、表面的な美しさばかりでなく、その人々の内面的な美学をも感じさせます。

このハイセンスな作品揃いの展覧会をどうぞご高覧下さい。

 

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本展覧会では、会場内に実際のバーレスクダンス用の衣装・小道具を同時展示中!

また、会場内にて、バーレスクダンサー達の写真が掲載された写真集The Velvet Hammer Burlesque」を販売開始致しました!

この機会をお見逃しなく。

 

 

■リーランド・ボブ写真展Half-Drag&Neo-Burlesque

2013218日~32日(平日12時~19時、土日祝12時~17時)

入場料500

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2013/20130218.html

 

 

ューヨークで活躍する写真家、リーランド・ボブの日本初の写真展。
彼の有名な2シリーズをヴァニラ画廊にて同時展示を行います。

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Neo-Burlesque」シリーズ
ショービジネス界で活躍するフェティッシュでビザールな姿の人々を撮った、この美しいポートレートは、典型的なスタジオ設定の下でモデルの創造性とけばけ ばしさを完璧に捕らえており、2011年春にニューヨーク市のThe Museum of Sexにおいて展示が行われました。

Half-Drag」シリーズ
リー ランドの新作シリーズ。有名ドラァグクィーンに、顔半分のみのドラァグメークを施すことで、メークをした男性に対する独自の観点を提供する一方で、性 自認、性役割に関する規範的考え方、伝統的な男性・女性の枠組に対する挑発的な社会批評を展開している有名なシリーズです。

リーランドの作品は、実際に写っている内容よりも多くのことを私たちに問いかけます。
彼の写真のイメージは、私たちが見ている世界の視覚的表面を掘り下げ、その下に隠れている領域を垣間見せてくれるのです。それは表面にぽっかり開いた割れ目であり、そこから対象の心の奥深く、内面を伺うことを可能とさせるでしょう。

作家プロフィール
ニューヨーク出身のリーランド・ボブは、プロの写真家として30年 以上にわたり活躍している。彼の作品は商業と芸術の両分野に及んでおり、全米のギャラ リーで展示が行われるとともに、多くのアドバタイジングにそのイメージが活用されている。スティーブ・パイク、 ギャリー・ウィノグランド、リチャード・アヴェドン、ハリー・キャラハンら写真家、マーク・ロスコ、エドワード・ホッパーら画家のファンであるが、最大の 影響はそれ以外のところから受けたと述べている:「私は、ロックンロール、マイルス・デイヴィス、名作映画などによって刺激された心の状態から大きな影響 を受けました。私の作品は大胆さと単純さで満ちています。ポートレートの対象は様々ですが、作品は常に同じ方向に向いており、そこに自分の性格が反映され ているのだと思います。写真を撮る際に少し緊張したり、落ち着かなかったりした時のものが、良い作品となることが多いようです。」

彼の作品は、The Graphis Photography Annual 2010および2011One LifeCommunication ArtsArt Direction MagazineCreativityPhoto District NewsPopular Photographyなどに掲載されており、Camera 35およびPeterson's Photographicのカバーも飾っている。

受賞歴
Graphis 100 Best in Photography 2011
World Photography Gala Awards B&W Competition
Street Photography 2011
1
Graphis Photography Annual 2010
Px3 prix de le Photographie Paris
People's Choice 2010
1,
Black and White Spider Awards Honor of Distinction 2009
 等