封~WHO~ みてはいけない【天野行雄・荒井良・山下昇平 3人展】
11月5日(月)~11月17日(土)
http://www.vanilla-gallery.com/archives/2012/20121105.html
三名のイマジネーション豊かな作家により制作された「見てはいけない」作品がヴァニラ画廊に一堂に会し、三つの禁断の扉があなたの前に開かれます。
「何を」見てはいけないのか、「何故」見てはいけないのか。
三者三様の禁忌の風景を、どうぞご高覧下さい。

◆天野行雄
手掛ける空間は「異形図-妖怪の外郭-」。平面のドローイングは、描かれた物が、妖怪や化け物と見なされる為の絵画表現の模索。立体物は信仰や民間伝承における畏怖・畏敬の具現化を試みています。これらは日常的には非日常の異形であり、禁忌なのかもしれません。
プロフィール
妖怪造形家
1970年岡山県生まれ。
日本各地の妖怪を造形活動を通じて紹介するアートユニット・日本物怪観光を主催。
観光と物産をテーマに、様々な作品を制作、発表している。
角川書店の妖怪専門誌「怪」の選定する怪遺産の楯や、メディアファクトリーの怪談専門誌「幽」が選定する怪談文学賞の受賞トロフィーなども制作している。

◆荒井良
「MELTDOWN」シリーズを、2009年のヴァニラ画廊での個展に引き続き、展開。
“感情”という点以外にほとんど秩序だった骨格を持たない、実験的ともいえる「MELTDOWN」のシリーズ。
「MELTDOWN」という言葉を口にしてはいけないかのような風潮になってからは、制作のモチベーションがかえって上がり、自らの負の部分を背負うこのシリーズをより深く、より濃く探っていきたいと語る荒井良の張子で造られた暗がりを覗いてみて下さい。
プロフィール
張り子作家
1958年生まれ、東京都出身
武蔵野美術学園彫塑科卒

◆山下昇平
「メドゥーサの踊り子」という架空の演劇をテーマとした空間を演出します。
『その美しさがために呪われ醜く変じたメデューサ。その醜さは見るものを石に変えてしまうほどであったが、そんな彼女の前で舞える踊り子は盲目のダンサーだけであった……』
「今回はその演劇で使用された舞台美術の中から、実際に使用されたオブジェ、小道具やマスク等をそのまま、あるいは少々の手を入れた上でみなさんにみて頂こうと思った次第です。山下昇平」
プロフィール
1976年生まれ。宮崎県出身。筑波大学大学院芸術研究科洋画専攻修了。
人形作家。イラストレーター。舞台美術家としても活動する。
◆展覧会記念特別ワークショップ&イベント◆
■展覧会特別ワークショップ 「面作り who」
■11月10日(土)¥3,500(材料費含む・1D付)
定員10名 13:45ヴァニラ画廊集合
展覧会を楽しんで頂いた後、ちょっと妖しい別会場にて、水粘土と真空型取り機を使用して、オリジナルの面を制作致します。
講師《天野行雄・山下昇平》
こちらは完全予約制のイベントとなります。ヴァニラ画廊とは別会場にご案内致します。
下記ウェブサイトのメールフォームより、御予約頂けます。
http://www.vanilla-gallery.com/archives/2012/20121105.html
■封~みてはいけない~特別トークイベント
11月10日(土)17時開場(入場料1,500円ワンドリンク付)
天野行雄×荒井良×山下昇平
※こちらのイベントはご予約不要です。当日先着順でご入場頂きます。
展覧会、イベント共に皆様のお越しをお待ちしております。