2012年4月アーカイブ

ヴァニラ画廊では430日より「都築響一presents 妄想芸術劇場~ぴんから体操~」を開催致します。

 

■都築響一presents 妄想芸術劇場・ぴんから体操

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2012/20120430.html

■430(月・祝)512()
入場料500
こちらの展覧会中は、土・日・祝日、全日営業致します。(平日12時~19時、土日祝12時~17時)

◆58()
「ぴんから体操」展覧会記念特別トークイベント 都築響一×リリー・フランキー
17
時開場(1D付)2,500
(
先着順・イベント前に画廊にお並びいただいた順のご案内となります。
1630分に一度画廊を閉廊致しますので、そのお時間以降に画廊の扉の前にお並び下さい。
・事前予約制ではございません。定員に達しましたら、ご入場をお断りする場合がございますので、ご了承下さい。)

 

「投稿画」という極めて特異なジャンルにおいて、ひっそりと、しかし確実にその強烈な個性と才能を発揮している孤高の画家、「ぴんから体操」。彼の個展を遂にゴールデン・ウィークに大開催!ヴァニラ画廊に濃厚な一大「ぴんから」ワールドが展開されます!!!更にぴんから体操をコラムにて紹介し、かつて個展を開催したこともあるリリー・フランキー氏と都築響一氏の特別トークショーも開催決定!

緻密な点描で描かれたモノクロ画から鮮やかな色に彩られたカラー画、そして出版物には掲載されていない(掲載出来なかった)コラージュ作品、制作ノート、手紙等々、ぴんから体操の全てを展示致します。

ぶちまけられるぴんから体操の異常な程の迫力、混沌、そして魅力を、どうぞご体感下さい!

 

ぴんから.jpg

 

---------------

写真が瞬間芸だとすれば、イラストは独演会だ。観客ゼロの高座で2時間、汗みどろで語りつづける脳内の発情ランドスケープだ。
写真ページの添え物とさげすまれ、アートともイラストレーションとも漫画とも認知されないまま、ひっそり増殖する隠花植物。
欲情の、淫夢の、妄想のもっとも純粋なあらわれとしての、マイクロ・ニルヴァーナ。

 日本のエロ雑誌史上、ある意味でもっともエクストリームな強度と純度を保持しつづけるシロウト投稿露出写真誌『ニャン2倶楽部』。その過激さと、画面か ら滲み出る抒情性は海外のハードコア雑誌とは一線を画す、日本的なるエロ・スピリットにあふれている。
 1990年の『ニャン2倶楽部』、そして93年の『ニャン2倶楽部Z』創刊当初から設けられた投稿イラスト・ページは、誌面の大半を占める投稿写真に圧 倒されながらも、「イラストの森」「趣味のあぶな絵」「汗かきマスかきお絵描き教室」「現代の春画展」などと、そのときどきで適当なタイトルをつけられな がら、片隅で現在も継続中である。

 20年間の歴史が生み出した常連、名物投稿者は枚挙にいとまがないが、分厚い雑誌のうしろの2ページほどに、名刺ほどのサイズでしか掲載されない作品 は、年々過激になっていく投稿写真の陰に隠れ、ほとんどの読者の注意を惹くことなく、現れ消えていった。  それが写真ならいくらでも焼き増しすればいいし、デジカメの時代となった現在ではデータを送ればそれで済む。でもイラストは、そうはいかない。時間をか けて、一枚ずつオリジナルを描かなくてはならないのだが、この種の雑誌は投稿作品を返却しない。つまりせっかく描いた作品が、編集部に送ったまま失わ れるということである。
 しかも投稿者のなかには作品の裏面に、ときにはびっしりと長文の解説というか物語を書き綴るものがいるのだが、投稿ページでは採用されたとしてもイラス トが掲載されるだけで、文章まで載ることはあり得ない。そういう約束事を全部わかっていて、それでも創刊された1990年ごろから現在に至るまで、20年 以上も作品を送り続ける投稿者がたくさんいるというのは、いったいどういうことだろう。
 自分の作品が掲載されれば、掲載料が微々たるものであっても、それはうれしいだろうが(しかし掲載の喜びをだれと分かちあえるのか)、失われることがあらかじめ約束されていながら、作品を描きつづけ、送りつづけ、失いつづけること。僕らが考えるプロフェッショナルなアーティストとは180度異なる創作の 世界に生きる表現者が、それもメディアの最底辺にこれだけ存在していること。それをいままでほとんどだれも認識せず、もちろん現代美術界からも、アウトサ イダー・アート業界からも完全に無視され、投稿写真家マニアからさえ「自分たちより変態なやつら」と蔑視されながら、いまも生きつづけ、描きつづけている こと。
 妄想芸術劇場とは、そうした暗夜の孤独な長距離走者を追いかける試みである。

都築響一

---------------

ぴんから体操プロフィール

 太平洋に面した中部地方の小さな町に、ぴんから体操は1967年に誕生した。今年45歳になる彼は、いまも生まれ育った町に暮らしている。

 中学卒業後に工員として働きながら、ぴんから体操が投稿を始めたのは19歳ごろのこと。最初は『ロリコンクラブ』や『オトメクラブ』、『お尻倶楽部』が投稿先だったという。ちなみに「ぴんから体操」というペンネームは、ぴんから兄弟と、大好きな新体操の組み合わせ、だそうだ。

 画家ではヒエロニムス・ボスが好みというぴんから体操は、多いときには月産30点ほどもの作品を投稿する生活を、もう25年以上続けていまだ飽くことがない。仕事を辞めた現在では、投稿作品制作と「オブリビオン」などのゲームにハマる日々を過ごしているという。

 

---------------

皆様のお越しをお待ちしております!!

 

 

ヴァニラ画廊では416日(月)から「エクスリブリス・コンチェルタート ~日欧幻想蔵書票展~」を開催致します。

 

◇◆エクスリブリス・コンチェルタート ~日欧幻想蔵書票展~◆◇

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2012/20120416.html

 

 ・2012416()428()
平日12時~19時 土日祝12時~17

※この展覧会は422()も営業致します。

・入場料500

 

4/21()特別トークイベント
1,000
(1D)17:00 開場
日本蔵書票協会会長・内田市五郎氏をお迎えして

 

◆参加作家

アルフォンス井上・蒲地清爾・木村紗由香・杉本一文・多賀新・高橋未歩・丹野恵理子・林由紀子・前川幸夫・宮島亜紀(50音順)

◆特別出品

Konstantin Kalynovych/ Natalija Cernetsova/ Konstantin Antioukhin/ Jiri Brazda

◆特別展示

Franz von Bayros

 

蔵書票.jpg

 

 

蔵書票は西欧社会の文化の中で生まれ発展してきたものですが、日本にも明治時代に海外から輸入・紹介され現代では様々な蔵書票が制作されております。ヴァニラ画廊では蔵書票作家の作品を一堂に会した展覧会を開催致します。

濃密なイマジネーションの結晶ともいえる、紙の宝石「蔵書票」。個々が奏でる魅惑的な旋律はもちろん、新旧・東洋・西洋のエクスリブリスによるコンチェルタートをどうぞご堪能ください。

 

皆様のお越しをお待ちしております。