2011年8月アーカイブ

 

 

現在開催中の真珠子個展「花びらうらない」に併せ、27日に特別イベントを開催致します!

 

特別イベント■真珠子アニメ紙芝居活弁ショー

入場料2,500(1ドリンク付)


827日(土)16時開場
特別ゲスト:山崎ナオコーラさんをお迎えして
(
イベント中入場者以外は展示をご覧頂く事ができませんので、ご了承下さい。)

 

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2011/20110822.html

 

★イベントについてのご注意★

 

・イベント設営の為、15時に一度会場を閉場させて頂きます。

・イベントは事前予約制ではなく、当日先着順とさせて頂きます。15時に画廊を閉場後、画廊扉の外に順番にお並び頂きます。

・会場の都合上、45名を定員とさせて頂きますのでご了承ください。

 

28日のワークショップは既に予約を締切ました。

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

 

 

ヴァニラ画廊では8/22 9/3の日程で真珠子個展「花びらうらない」を開催致します。

 

◆真珠子個展「花びらうらない」◆

 

822日~93日 

平日12時~19時 土日祝12時~17時(イベント開催により変動する場合がございます)

■入場料600

 

「お花なんてキライ。リボンがいい。」そう言って、真珠子は、今までずっとリボン畑でリボンの栽培をしてきました。それは、「お花は何もしなくても美しい。だけど、リボンは自ら結ぶものだから、生まれたときから美しさを約束されているお花よりも、自分から美しさを作っていこうとするリボン的美しさの方が、好き」だったからです。だけど、震災の後、咲いているお花たちを見て、その考えは変わってきました。真珠子は、リボンからお花へシフトしつつあるのでしょうか。リボンは、よく見ると二つの花びらでした。これから3つ、4つ、5つ・・・と増えていくかもしれません。

震災直後に描いた絵、「祈る」が、通常の閲覧数の10倍を記録した時、祈りの大切さを痛感し、単身、神の住む島、バリ島に渡り、世界無形文化遺産であるバティックを学び、その場で体感したすべてを作品に注ぎ現地で制作した真珠子更紗作品など初披露。

 真珠子 メイン画像小.jpg

 

 展覧会開催にあたり、美術家・真珠子さんに今展覧会についてお聞き致しました。

 

●真珠子さんがNHKエンタープライズのプロジェクト(5人の女性映像作家によるフルアニメーションのミュージックビデオ製作)のプロフィールで17歳で絵に目覚めて、20歳くらいから女の子を描き始めたということが書いてあって、それがとても意外でした。

絵を描くモチーフとしては最初から女の子ではなかったのですか?

 

真珠子:その頃はダリなどシュールレアリスムが好きな時期で、シュールな絵を考えたり、コンセプチュアルなものが好きでした。高校の美術展で50号の油絵を出したときにそれが賞に入り共感を得られた嬉しさがとてもあり、美術を突き詰めてみたいと思いました。ふと女の子だと思ったのは二十歳でした。

 

●そこから精力的な作家活動を続け、今回の個展で出品する作品が更紗作品ですが、それには311日の震災の後からの作品ですね。バリ島に行って学ばれたという事ですが、今回のテーマが祈りということで、この表現方法を決めたのでしょうか。

 

真珠子:そうですね。今回のコンセプトでも謳っている通り、震災後、祈りは、切実な日常になりました。ここで一度そのことを認識したら、バリ島に出会いました。祈りが日常生活の中にどのように溶け込んでいて、それが作品になっていくのかが知りたいと思いました。そこで伝統的な更紗をやってみようと思いました。

更紗は一度体験したことがあって、江戸小紋というものなのですが、新宿の落合に江戸からやっている工房があり、そこで教えてもらいました。元々着物に興味があって、自分も着たいというのももちろん、伝統的な部分をどんどん知りたくなってきて、はまっていた時期がありました。更紗もずっとやってみたいと思っていました。

 

●バリ島は神の国というイメージがとてもあります。

真珠子:そうですね。絵だけではなくて、踊ったりとか奏でたりとか皆色んなことをやっていました。それは神様の為なんです。歌とか踊りとか芸術の全てが神様に捧げるためのもの。この島に住まわせて下さい。お願いしますという意味で、作ったりしているそうです。

●現地へ行って、作品作りに対する気持ちは変わりましたか?

真珠子:私はそれまで全く間逆で、神様とか思ったこともありませんでした。自分が作家としてどれだけ目立ってなんぼの人間の世界で、人々と共感もしたいし驚きも与えたいというスタンスでずっとやってきたので、人のことしか考えてなかったので突然言われた神の存在にとてもびっくりしました。作っている時もとても葛藤がありましたね。バリの人達はすごく神様に仕えているという、神の為だという気持ちが強くて。神様にうまく描ける様にお祈りしてから描きなさいと私にも言うんです。その方は全部日本語で教えてくれたんですけど、「カリスマがつく」っておっしゃっていて、日本語でカリスマって流行の言葉だけど、その人は「パワーが宿る」っていう意味で言っていたんだと思います。

そのパワーって、神様のためであることが、結局は人間のためでもあるのではないかと最近は思えてきました。バリに行ってからは、今までの制作と何かが違います。制作の最中に鍋で蝋がグツグツ煮えてるのを見たりすると、自分の心の中のぐつぐつが実際目に見える現象として具現化した物を見ているようで…それを体感することによってすごく落ち着いたんです。初めての体験で、何だこの現象は!と思いました。

それと同じように、私のその沸騰している部分が放出されている作品を見た人が、場合によってはそうやって、祈ったり癒さたりすることもあるかもしれないというのは、大きな発見でした。

 

●神様には色々種類があって、バリ島の神様は自然の中に宿る神というイメージがあります。真珠子さんから感じる巫女性もそれに近いものを感じるので、バリ島と真珠子さんの出身の天草は近いのかなと思います。

真珠子:それはとても感じました。でも天草は小さい時から生活している先入観と親族もいるし、ちょっと違うんですよ。何にも知らない所から祈りの島に行ったので。ただ違ったけど共通する部分も多かったですね。

今、自分の制作している更紗と刺青ってとても近いなと思っていたんです。

丹後縮緬の生地に、熱い蝋でじわ~としみこませて描く時、いつも蚕のことを思っていました。

蚕、こんなに美しいもの紡ぎ出したんだねって。それからだんだん絹の表面の質感が、女の柔肌に見えてきたんです。

そしたらなんと最近、道ばたで彫り師にナンパされました。笑

追いかけてきて、「彫りたくなるような肌です。」って。おかしかったです。

きてると思ったら呼ばれましたね 笑

エステの後だったので、効果あったみたいで嬉しかったです。笑

 

 

●彫師さんに聞くと、女性に彫るのは男性に彫るのとぜんぜん違うっておっしゃってましたよ。最高のキャンバスですね 笑 

確かに彫り物って更紗の絵柄にちょっと似ている部分がありますね。

 

真珠子:そうなんです。密集した感じが今描きたいモチーフにすごく似通っているなっていうのをこの間気がつきました。着物に刺青をするみたいな感じで。

今回出品する中で、丹後縮緬のお振り袖に更紗を施したものがあるのですが、蝋を抜く前の蝋の線って良いですよね。蝋だけのも作ろうかなと。だから今回それを着物で残しました。

 

●どんな作品か楽しみですね。

真珠子:新作は不思議なものができましたよ。笑

植物なのか魚なのか鳥なのか…可愛いです。体は植物みたいにすーっと伸びているんだけども、お腹はグロい赤腹みたいなんです。私は赤腹が大嫌いで怖くて見るのも駄目って思ってたんですが、自分で描いてるんですね。

●それは不思議な生き物として描いているんですか?

真珠子:生命力みたいなものを描きたいと思ったときに、植物だけでは足りなくて、もっと血とかそういうものが植物の中に融合して不思議なものができました。そこには生きる力みたいなものをこめました。

 

●色使いが新作は変わったと思いました。今回のDMの作品も色使い、特に黄色が凄く魅力的ですね。

真珠子:黄色って凄いですよね。笑 黄色は薄々5~6年前から気にはなっていたんですけれど。笑 ずっとピンクが好きでよく使っていたんですけど、なんかファンシーなものだけだと耐えられなくなってきて、黄色を塗っていると天国のようなイメージがわいてきて、気持良いなと。それでバリに行ったらなんの躊躇も無く、黄色を塗っていましたね。

後、今回、わざとポップ調の作品も作るぞと決めて色を塗るときにピンク・水色と配色しても、出来上がってみたら緑が入っているのです。

絶対に植物の緑が入っちゃっている。無意識でした。仕方ない、今回は絶対に出る色なんだと思いました。

●イベントのアニメ活弁についてもお聞きしたいと思います。

2月に横浜でパフォーマンスを拝見した際に、(A woman is a woman is a woman. TPAMショーケース(国際舞台芸術ミーティング in 横浜2011))真珠子さんの声にトリップというか、フワーとしてしまって。

真珠子:友人とバリ島滞在の最終日に会ったのですが、(トースティーさんといって頭にトースターを乗せて気合いでパンを焼きながら歌ったり、山伏の訓練を受けている素敵な美女なのですが…)その方が私の声が祈りだっておっしゃっていて、1/fゆらぎとか波動とか調べたら新発見があるかもしれない。感覚的にたぶんそうだよっておっしゃって下さいました。

確かに昔、私が教師をしていた時に、どんなに怒って指導しても効果が無くて、まじめな話をしている時でもフワーッとあくびとかされるんですね。笑 

失礼だなと思っていたけれど、この声が天から与えられたものなら良しとしようと思いました。

 

●また巫女力が…!10月に真珠子さんが出演予定のサディスティックサーカスにも山形から最高位の山伏さんが来るんですよ。何か真珠子さんの声に呼ばれたのかもしれませんね 笑

個展・イベント・サディスティックサーカスと続きますが、是非たくさんの方に見て頂ければと思います。

※サディスティックサーカス(102()真珠子出演予定)

 

 

展覧会特別イベント

入場料600

特別イベント■真珠子アニメ紙芝居活弁ショー

入場料2,500(1ドリンク付)

827日(土)16時開場

特別ゲスト:山崎ナオコーラさんをお迎えして

(イベント中入場者以外は展示をご覧 頂く事ができませんので、ご了承下さい。)

 

 

 

真珠子イベント.jpg

 

 

作家プロフィール

天草出身。美術家。

絵を描くことから始まり、アニメーション制作、歌、陶芸、木彫、シルクスクリーンを手がける。

主な受賞歴

2004 - 雑誌「Illustration」の「ザ・チョイス」2004年度賞入賞。

2004 - NHK「デジタル・スタジアム」第191回田中秀幸セレクション受賞。

2004 - NHK「デジタル・スタジアム」佐藤可士和セレクション入選。

2005 - NHK「デジタル・スタジアム」丹下紘希セレクション入選。

DVD「デジタルスタジアム?デジスタ・キャラクターズ みうらじゅんセレクション」 に作品収録。

主な個展

2004 - 「やんちゃなおしおき秘宝館」展 (Lapnet Club、東京)

2006 - Ready for Lady」 (熊本市現代美術館ギャラリーG3、熊本)

2007 - 「姫すごろく『寵姫 花形姫』?私が姫じゃない理由って??」 (Lapnet Ship、東京)

2010 - 「おとめだち」 (カオリ座、東京)

2010 - 「おねえさんはリボン狂」(パラボリカ・ビス 東京)

 

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

 

 

ヴァニラ画廊では8月8日(月)より鏡堂みやび秘画展「蜘蛛と雌蘂」を開催致します。
 
◆鏡堂みやび秘画展「蜘蛛と雌蘂」◆
2011年8月8日(月)~8月20日(土)
平日12時~19時、土曜祝日12時~17時
※8月14日(日)~16日(火)はお盆休みのため休廊致します。
◆特別トークイベント「昭和的心の美学」
8月13日(土)17時~18時30分 入場料2000円(1D付)
トークゲスト:濡木痴夢男、鏡堂みやび、早乙女宏美
 
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鏡堂みやびは人の2倍のスピードで人生を駆抜ける無頼だ。生まれつき心臓に欠陥を抱える彼の心拍数は安静時でも100をこえるらしい。医者の一人息子に生まれ、品の良い母上に行儀作法を厳しく躾られた少年時代に、早くも女子を緊縛する恍惚に目覚めたという。感受性の強い変態こそ悩み深き者はいない。将来を嘱望する父母の期待を一身に受けつつも、自室でわらばん紙に緊縛画を描き綴る少年時代を過ごした。同志社で美学を学んだのち、SM雑誌「SMクラブ」の編集部に入る。ただし編集部は一人だけで間に合わなければ、モデル探しから緊縛師、撮影をもこなし文章も挿絵も彼一人で描いた。台風の真夜中、横浜の団鬼六邸に原稿を受け取りに愛車のフェアレディZで第3京浜を疾走するもスリップし、車は全損したがタクシーに乗り換えて印刷所に直行したことなど逸話も多い。この時期に『奇譚クラブ』の喜多玲子氏の知遇を得る。長年に亘る不摂生からアルコール依存症となり、肝硬変の一歩手前から奇跡的に生還しつつも「猥褻で上等」と言い切るこの作家の生きざまをとくとご覧頂きたい
 
鏡堂みやび Miyabi Kyoudou / プロフィール
1957年、北海道札幌に生まれる。同志社大学文学部卒業。SM雑誌編集長、緊縛師、商業デザイナー、漫画家、脚本家などをしながら1980年代後半より、現在のスタイルの「緊縛秘画」を制作する。2005年、石井隆監督作品、映画「花と蛇2」では主演の杉本彩をモデルに緊縛画を描いている。
 
皆様のお越しをお待ちしております。。