2011年7月アーカイブ

ヴァニラ画廊では来週25日より、団鬼六・追悼絵画展「Dan Oniroku」を開催致します。
 
 
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■団鬼六・追悼絵画展「Dan Oniroku」■
 
http://www.vanilla-gallery.com/archives/2011/20110725.html
 
・7月25日(月)~8月6日(土)
※7月31日(日)も営業致します。
 
・平日 12時~19時   土日祝 12時~17時
 ※25日(月)は17時までの営業となります。
 
耽美と反逆の無頼派作家、団鬼六氏が2011年5月6日に79歳で逝去されました。本展では追悼の意を込めて、団鬼六氏と生前にかかわりのあった画家たちによる挿画や装丁原画を展示し、この稀有な作家の業績と人柄を振り返ります。作品が発表された当時の時代の気配を伝える貴重な原画と、本展のために特別に描きおろされた作品も展示します。独特な美意識とアウトロー的な世界観を築いた団鬼六ワールド、この作家と画家の共同作業を特とご賞玩ください。
 
展示作家/堂昌一(春日章)、沖渉二、宇野亜喜良、小妻容子、笠間しろう、熊田正男、小宮山逢邦、空山基、前田寿安ほか
 
特別展示/美濃村晃(喜多玲子)
 
 
団鬼六氏の世界を彩った絵画作品が一堂に会します。
作品によって蘇る、氏の粋な美学をお楽しみ下さい。
皆様のご来場をお待ちしております。

 

   

cornflakes are counterrevolutionary

masturbation is counterrevolutionary madonna is

counterrevolutionary

war is not the answer. revolution is.

heter sexuality is the

opiate pf the masses put your marxism where your mouth is

hollywood is

counterrevolutionary day dreams of a revolutionary.

    

 

 

画廊の壁三面にわたって張り巡らされた約440枚のポラロイド写真。
 様々な光景が写し出されたそれらを少し離れたところから眺めやると、赤や青や黄や黒等の色彩ばかりが入り混じって、まるでブルース氏の衝動の飛沫が白い壁にぶつけられて四散した飛沫の様にも見える。 血や汗や精液や、その他諸々が飛び散った、ヴァイオレンスな痕跡。

 ブルース・ラ・ブルースはカナダ在住のアーティストで、90年代にゲイポルノ・アート・フィルムを発表し一躍有名となった。その過激な作風からアート・シーンの異端児としてカルト的な人気を博し、現在も欧米で写真展覧会を多数行っている。
 今回展示されているポラロイド写真は、ブルース氏が2000年から2010年にかけて行った実験的パフォーマンスを撮影したものであり、全部で11の種類のパフォーマンスの一連の光景が記録されている。その内容はパフォーマンスの種類によって細かな違いはあるものの、大体において血糊の飛び散る室内で、複数の男女(もしくは男でも女でもない人々とかゾンビとか)が互いに銃や刃物を突き付けあっている、といったものだ。血まみれの室内や銃、シスター、豚の頭部の被り物などはブルース氏定番のモチーフと言ってもよいものだろうが、今回は更にいくつかのシリーズのパフォーマンスでは、国旗、迷彩服、ターバンを巻いた人々などの姿が写されており、定番のパターンを使用しつつも明らかに9.11の同時多発テロとそれに関連した戦争を意識したと思われるものも収録されている。

 上の様に説明すると何やらとてもスプラッタで怖ろしい内容の写真の様に思われるかも知れないが、実際にご覧頂ければ分かるように、そんなことは全くない。むしろそういった怖ろしさとは正反対の雰囲気を醸し出している。人々は戯れるように血糊に塗れ、笑いながら互いに凶器を向け合っているのだ。滑稽なポーズをしてみたり、カッコつけた立ち方をしてみたり、さながらホームパーティの最中にポラロイドカメラを向けられました、といった雰囲気だ。観ていると、どうも奇妙な感じを覚える。
 だがこの妙なミスマッチこそ、ブルース氏ならではの「狂気」の表現なのではないか。
 先日の「L.A.Zombie」上映イベントで、田亀源五郎氏がブルース氏の作風を「意図的に人の神経を逆撫でするような傾向がある」と仰っていたが、それを聞いて、成程、と思うところがあった。ブルースの作品は、映画でも写真でも、観る者に安定した解釈を与えない。どぎついセクシャルな描写と暴力的なモチーフをふんだんに使っているのに、雰囲気は妙にハッピーだったりセンチメンタルだったりする。「これはこういう意味なのだな」という解釈をさせてくれない。そこにこそブルース氏の過激な異端としての魅力があるのだろう。

 結局のところ、この作品、この表現にどのような意味があるのか、作者の意図は何なのか…ブルース氏の作品を前にして、この様な問いはナンセンスなのかも知れない。
 今回の展示につけられたタイトルは「POLAROID RAGE」、「RAGE」とは「怒り」である。ありとあらゆるもの―それは日常であり、ヘテロセクシャルであり、私達が当たり前と思って疑わない既存の価値観であるだろう―に対する原初的な破壊衝動が、「意義」や「思想」と言った言葉で固定化される以前の「怒り」が、このポラロイドにはぶちまけられているのではないか。
 
 インスタントなポラロイド写真のため、展示されている写真の中にはブレているものや何も写っていないもの、何が写っているのか分からないものなどもある。だが構成も照明の調節もきちんとなされていないがゆえの生々しさは、かえってブルース氏の衝動が剥き出しになって伝わってくる様で面白い。

 「War is not the answer . Revolution is .

 「正義」でもなく、「邪悪」でもなく、ただ常に壊し続けようとする「革命」の衝動がブルース氏の答えなのだとしたら、彼の「革命」は、きっとまだまだ終わらない。
 そのぶちまけられた衝動の一端を、この展覧会にて是非ご覧になって頂きたい。

(画廊スタッフ 伊藤)

ヴァニラ画廊では現在開催中のブルース・ラ・ブルース写真展「POLAROID RAGE : SURVEY 2000 – 2010 」に併せ、ブルース氏監督の最新作映画「L.A. ZOMBIE」の上映イベントを行います!
 
ゲイフィルム×ゾンビ!?
ブルース・ラ・ブルースにしか描けないセクシャルでジャンキーな世界観が炸裂した映画をとくとご覧あれ!!
 
☆「L.A. ZOMBIE」特別上映イベント☆
 
◆7月15日(金)上映のみ 19時半開場 ¥1,300(1D付)
 
◆7月16日(土)上映&作品解説&スニークプレヴュー付
18時開場 ¥1,800(1D付)
トークゲスト:田亀源五郎&鈴木章浩
 
◆7月18日(月・祝)上映のみ18時開場 ¥1,300(1D付)
 
※日にちによって時間、イベント内容、料金に違いがございますのでお間違えのないようご確認下さい。
 
※いずれの日にちも開場時間の30分前に一度会場を閉場致します。
イベントにご参加をご希望の方は、会場閉場後、画廊のドアの前にお並びになってお待ち下さい。
事前予約制ではございませんので当日直接会場までお越し下さい。
 
※会場の関係でいずれの日にちも30名を定員とさせて頂きます。
定員を超えましたら入場をお断りする場合もございますので予めご了承下さい。
 
☆上映作品のご紹介☆
 
 
『LA ZOMBIE』
 
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Directed by Bruce La Bruce 2010年/70分
Produced by Owen Hawk Screenplay by Bruce La Bruce Story by Bruce La Bruce
Starring Francois Sagat Matthew Rush Erik Rhodes Francesco D'Macho Wolf
Hudson
Music by Kevin D Hoover Jack Curtis Dubowsky
 
 
2010年、権威あるロカルノ国際映画祭コンペティション部門に正式招待されながらも、オーストラリアのメルボルン国際映画祭では上映拒否。強行上映しようとした映画祭の事務局から警察によって上映用マスターが押収され焼却されるなど、世界各地で物議をかもし出している真の問題作。ゲイ・ポルノとして製作されながらも、性と死と血のオージー(乱交)によって、独特の哀しみと詩情に溢れる世界を作り出した本作は、「 ゾンビとポルノの本当に美しい融合…」とブルース・ラ・ブルース監督が語るように、残酷な美しさに満ちている。日本公開絶望と思われていた衝撃作が今回限りの特別上映!必見!!
 
 
 
 
皆様のお越しをお待ちしております。
ヴァニラ画廊では来週11日から、ブルース・ラ・ブルース写真展「POLAROID RAGE : SURVEY 2000-20210 」を開催致します。
 
カナダ在住の異端のアーティスト、ブルース・ラ・ブルースが2000年から2010年の間に撮りためた実験的パフォーマンスの記録ポラロイド写真約440枚を一挙に展示!
また、併せてブルース・ラ・ブルース監督の映画からの新作写真も展示致します。
会期中は最新作「L.A. Zombie」(2010年)の上映イベントも!!
過激な魅力に満ちたブルースのゲイ・アート・ワールドを是非お楽しみ下さい。
 
http://www.vanilla-gallery.com/archives/2011/20110711.html
 
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展覧会の詳細は以下の通りです。
 
■ブルース・ラ・ブルース写真展
["Polaroid Rage: Survey 2000 - 2010 ]
~ Additional Photos from Otto; or, Up with Dead People and L.A. Zombie~
■7月11日(月)~7月23日(土)
■入場料500円
 
2007年ヴァニラ画廊にて衝撃的な写真展を開催したブルース・ラ・ブルースの新作展!
2000年から2010年のあいだの実験的パフォーマンスを綴った記録をポラロイド作品300枚以上におさめたシリーズ["Polaroid Rage: Survey 2000 - 2010 ]。このシリーズは2011年、2月にポルトガルのThe Wrong Weather Galleryにて発表され 非 常に高い評価を得ています。
そして自身が監督した映画OTTO ; or, Up with Dead People (2008)とL.A.Zombie(2010)からの新作写真もあわせて展示致します。
 
Bruce LaBruce ブルース・ラ・ブルース
/ プロフィール
 
カナダのトロント在住。映画監督、写真家、ライターなど幅広く活躍する。
アート・シーンの異端児。'80年代に発表した8mmフィルムによる超低予算のポルノアート・フィルムは、ガス・ヴァン・サントにも大きな影響を与えた。 '90年代からは、「ノー・スキン・オフ・マイ・アス」「SUPER8 2/1」「ハスラー・ホワイト」など過激なセクシャリティを武器にした長編を発表。クィーア・フィルムの代表として、世界的な人気を得る。2008年には 「Otto; Up with Dead People」2010年には「L.A. Zombie」を公開。
 
1998年から写真家としても活動を開始し、多くの雑誌でフォトグラファーとして活躍する外、欧米で個展を多数開催している。
 
■展覧会特別イベント
ブルースラブルース監督作品『LA ゾンビ』特別上映!
7月15日(金)上映のみ 19時半開場 ¥1,300(1D付)
7月16日(土)上映&作品解説&スニークプレヴュー付
18時開場 ¥1,800(1D付)
トークゲスト:田亀源五郎&鈴木章浩
7月18日(月・祝)上映のみ18時開場 ¥1,300(1D付)
 
 
 
上映作品
『LA ZOMBIE』
 
aaaaブルース2.jpg
Directed by Bruce La Bruce 2010年/70分
Produced by Owen Hawk Screenplay by Bruce La Bruce Story by Bruce La Bruce
Starring Francois Sagat Matthew Rush Erik Rhodes Francesco D'Macho Wolf
Hudson
Music by Kevin D Hoover Jack Curtis Dubowsky
2010年、権威あるロカルノ国際映画祭コンペティション部門に正式招待されながらも、オーストラリアのメルボルン国際映画祭では上映拒否。強行上映しようとした映画祭の事務局から警察によって上映用マスターが押収され焼却されるなど、世界各地で物議をかもし出している真の問題作。ゲイ・ポルノとして製作されながらも、性と死と血のオージー(乱交)によって、独特の哀しみと詩情に溢れる世界を作り出した本作は、「 ゾンビとポルノの本当に美しい融合…」とブルース・ラ・ブルース監督が語るように、残酷な美しさに満ちている。日本公開絶望と思われていた衝撃作が今回限りの特別上映!必見!!
 
 
 
 
 
 
皆様のお越しをお待ちしております。