ヴァニラ画廊では、ポップでグロテスクな表現の中に、恐怖と憂いを湛えた世界観を描きだすSRBGENk(ゲンキ)、ゆっくりと朽ちる黒い機械と白い世界の中で、無機物と生物の融合した幻想的な世界を描くshichigoro-shingo、そして、フェティシズム的な感性と、墨と筆で描くコンセプチュアルな感性が交じり合い、陰影ある作品を生み出す雪駄の3人展を開催いたします。

展覧会では、それぞれの独創的なアイデアと卓越したセンス、そして確かな技術力で作り出された、妖しい魅力に満ちた数々の作品が一堂に介します。デジタルアート、オリジナル作品などを含めた作品の展示・販売に加え、展覧会記念カタログやグッズも販売いたします。

三竦み（さんすくみ）とは、中国周代の道学者・関尹子の著書に記されるたとえで、「蛇はなめくじを恐れ、なめくじは蛙を恐れ、蛙は蛇を恐れる」という故事から、転じて三者互いに牽制し合う関係性のことを言い表します。三者三様の世界観が激しくぶつかり合う、三極の作品群をご高覧ください。