ナタリー・ショウ「Forgotten Heroines」開催-仄暗いおとぎ話の姫君の真実のすがた-

ナタリー・ショウの新作展「Forgotten Heroines」がスタートいたしました。

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自ら撮り下ろした写真 を使用し、CGで制作を行うナタリー・ショウは、古典的なゴシックモチーフを使用しながらも、ともすれば偏りがちな表現になる事が多いこのモチーフを、ま るで生花を生けるように、瑞々しく作品内に展開します。ファッション雑誌や広告のカメラマンとしての仕事を多く手掛けている事が、後退しない鮮やかな現代 ゴシックの形を追求するナタリーの作品の一端を担っている事を感じさせます。

私たちのすぐ隣にいるヒロインたち、「アリ ス」、「サロメ」、「レダ」、「マダムマクベス」、「リリス」や童話、神話、古典の登場人物。彼女達はナタリー ショウの作り上げた衣装を纏い、舞台に立つと、決して表舞台では見せない、秘密めいた表情を浮かべます。ナタリーの若く瑞々しい耽美的感性が、圧倒的で新 しいゴシックビジョンの新たなるヒロイン像を私たちに提示してくれることでしょう。

 

その稀有な世界観を打ち出すナタリー・ショウに、特別にお話を伺いました。

◆今回のタイトルは「Forgotten Heroines」ですが、あなたの作品の女性像は、悲しい運命に身を委ねながらも、力強く凛としたヒロイン像を感じます。このタイトルに込められた意図を教えて下さい。

 

Natalie(以下N) 過去から現在まで、逆境や苦境を通ってきた女性たちの「強さ」「忍耐力」そして「忠誠心」に敬意を表して、この「Forgotten Heroines」というタイトルを付けました。

私は歴史的な服装や、昔のおとぎ話のヒロインたちに、現代的なシンボルやメタファーを結び付け、新たな一面を表現しました。

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(会場内も物語に迷い込んだかのような装飾が施されている/展覧会風景より)

◆ゴシックホラーや童話、神話などがあなたの作品の根幹にあるかと思いますが、その上で日本の目の大きな球体関節人形や、ゴシック&ロリータといった日本的な文化もかすかに感じる事があります。日本の文化から影響を受けたことはありますか?

 

N:はい、私の作品は日本の文化に影響を受けていると言えます。日本のアニメやサブカルチャーと呼ばれるスタイル、たとえばスイートなゴシックロリータなどが本当に好きです。

日本の女の子によるゴシックロリータアイテムは私に「不思議の国のアリス」をとても思い出させてくれます。(今回の展示でもアリスをモチーフにした作品は、ゴシックロリータの格好をしています。)

私はまた、日本とロシアの手作りの人形の大ファンです。

 

◆日本のファンに一言メッセージをお願いします。

N:ヴァニラ画廊での私の展示にお越し頂く全ての方に感謝しています!はるか遠く、地球の反対側の方々にも私の作品をお楽しみ頂けることは、私にとって沢山の意味があり、喜びです。どうぞ楽しんでくださいね。

 

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展覧会は~6月28日まで開催いたします。本邦初公開の最新作も展示販売、新しく制作した画集も販売しております。ナタリー・ショウの悪夢的幻想が濃縮した甘い蜜が滴るような不思議で残酷なおとぎ話。魅惑の世界に是非足をお運び下さい。

会期   ■ 2014年6月16日(月)~6月28日(土) 展覧会期中無休
会場   ■ ヴァニラ画廊 展覧会室A(〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-7 東成ビルB2F)
営業時間 ■ 月~木12:00~19:00
       金   12:00~20:00
       土・日12:00~17:00
入場料  ■ 500円 
展覧会URL■ http://www.vanilla-gallery.com/archives/2014/20140616a.html

ナタリーショウ

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リトアニア(ビリニュス)出身。
幼少時よりゴシックホラーや童話、ロシアの古典(ドストエフスキーやゴーゴリ)、そして宗教的な彫像に影響を受けたナタリーのスタイルは、奇怪で不気味で ありながら、甘く密滴るような悪夢的幻想を、デジタルメディアを駆使し作品へと昇華します。 その創造力溢れる世界観は、アメリカ・フランスなど世界各国で注目され、フランスのヴォーグ誌やIsland Def Jam、 Ogilvy & Mather、 Sony BMG、等、音楽レーベルでも活躍しています。2011年にヴァニラ画廊にて日本初個展開催。